私の黒柴犬の理想の犬タイトル
私が黒柴犬に魅せられたのはもう30年位前の全国展に於て、虎鉄号(高徳荘)が総理大臣賞を獲得した時のことです。今日とは比べものにならない大観衆が見守る中、決定の合図とともに大観衆が大拍手・大喚声をあげながら、リング中央の虎鉄号に殺到したにもかかわらず微動だにせず立ち込んだ姿をみせられてからです。 骨量豊かな小型犬らしい体形・毛色・毛質はもちろんのこと。日本犬らしい素朴さを表現。
リング姿と、岡山県津山市の所有者の沢井氏のご自宅で拝見した晩年の虎鉄号の姿は今でも忘れることはできません。
雌黒柴ではなんといっても達磨(だるま)の黒華(くろはな)号が一番好きな犬です。
昭和62年生まれのこの名犬は生涯36本の本部賞(現在は6本までしか取れません)を獲得したと聞いています。トラブルから全国展が開催されなかった時期が全盛期だった不運に会い、大臣賞をとれなかったのではないかと言われたほどの名犬です。
この犬の血液(仔犬)がほしくて平成7年頃、所有者の山口県岩国の松村氏に無理をお願いして一時借り受け、私の所に半年ほど在舎し、黒金寿号を配合したことがなつかしく思い出されます。
日本犬標準の見本の様な「良性にして素朴の感あり」の通りの名犬でした。その眼をみていると引き込まれそうなそして、いつまで見ていても飽きのこないなんとも言えないすばらしい眼をしていました。毛質・毛色もすばらしく今でも強烈に記憶しています。
理想の犬画像
社団法人日本犬保存会
昭和9年9月15日、日本犬標準が制定された。
その後、国の天然記念物に指定されました。